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パラドクスの宝庫
2025/04/17

幾歳重ねるごとに10代の頃に無鉄砲同然に夢を追い駆けていた頃の煌めきを思い出し、時に感傷に浸る。病気になると健康がこの世で一番「美しい」と感じるし、大人になり社会的な制約を持つと子供時代には自由と奔放さを許して頂ける「宝石」を与えられていた事実に気付く。甲板から真夜中の海に落ちた時は「眼下にあると信じて疑わなかったもの」に飲み込まれる恐怖と、己の浅はかさを嘆く前に意識が飛んだ。それから毎日地面を歩けることが当然だと言う考えを止めたの。ある日突然、地面が天井になることがあっても不思議は無いのでね。
その20数年前の再現とも言える体験が出来るのが「21世紀美術館」。晴の日なんかは太陽の光が水面にキラキラ反射して子供達の瞳と情熱の輝きと共に、眩い競演を始めたりする。これも我失ったモノだからこそ愛しくも感慨深いのかしら。
心打つ「美」の真髄は対極を知ってこそ感じられる。そんな人間の煌めくパラドクスを沢山秘めているものの一つが「アート」な気がしてならない。
その20数年前の再現とも言える体験が出来るのが「21世紀美術館」。晴の日なんかは太陽の光が水面にキラキラ反射して子供達の瞳と情熱の輝きと共に、眩い競演を始めたりする。これも我失ったモノだからこそ愛しくも感慨深いのかしら。
心打つ「美」の真髄は対極を知ってこそ感じられる。そんな人間の煌めくパラドクスを沢山秘めているものの一つが「アート」な気がしてならない。