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専光寺ゆかりの【俳人・加賀千代女】
2024/10/18
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専光寺は元応2年(1320年)創建の、真宗大谷派の寺院です。

俳人・加賀千代女の遺骨が納められている事でも有名でございます。

JR金沢駅から徒歩5分。HOTEL金沢兼六荘からは徒歩15分程でございます。

住所 石川県金沢市本町2丁目3-40

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加賀千代女にご興味がおありのお方には、【千代女の里俳句館】がおススメでございます。

白山市の松任地区にございまして、JR金沢駅から北陸本線3つ目の駅の松任駅下車すぐにございます。

千代女直筆の掛軸や手鏡などの遺愛品の展示や、わかりやすく千代女と俳句について紹介されています。

白山ミュージアムポータルサイト 千代女の里俳句館

HP https://www.hakusan-museum.jp/chiyojohaiku/

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専光寺の静かで・荘厳な雰囲気の境内を歩いておりますと、加賀千代女の和歌を思い浮かべ、この度の能登の災害につきまして、想いをよせました。


あさがをに つるべとられて もらひみず


先人の、朝日に煌めく雨粒の如く美しき調べに魅せられて、和歌を嗜む御人は後を絶たない。

世知辛い現世に生を賜れど、やはり神の御心のカケラを「心の臓」に埋め込まれし人間は、美しき調べに心はワルツを奏で始める。

きっと彼女は不幸だった、という浅はかな思い込みに気付かされたのは先日のこと。
能登地方に再三起きた災害で、多くの御霊が天に召された。
大切な知人を亡くし「2024年なんて」と報道に見入っていたその時、故人の電話番号が光った。

「母の趣味にお付き合い頂いたようで」
「...失礼ですが、どちらさま?」
「あの日から母には歌詠みが支えでした」

私が何気に口ずさんだ素人の韻を、故人は「俳句帳」に書き留めていらしたそうで。
それから幾つもの彼女の「珠玉の恋歌」が並んだと言う。

「残念な結果にはなりましたが、母は最期まで決して不幸ではなかったと思っています。」


亡くなった方々には心からのご冥福を、命を繋ぐ方々には皆様の再起を心から願います。

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